春霞の付下に名物裂の寄せ裂帯
- 2019.03.07 Thursday
- 14:14
東京は今日も冷たい雨です。
三寒四温、ゆっくりと春に近づいている
のでしょうけれど、着るものに困る時期ですね。
本日はこちらのお着物のご紹介です。
水浅葱色の縮緬地に撒き糊散らしの付け下です。
画像ではグレーに見えるかと思いますが、
実際には緑がかったグレーのお色味です。
裾には霞に小花と箔散らしのような柔らかな
印象の文様です。
蔦の縫紋が一つ入っています。
半衿は七宝つなぎの刺繡です。やや落ち着いた
印象の刺繡半衿です。
合わせた帯は色々な名物裂の紋様の寄せ裂です。
実際のお色はもう少し落ち着いた色目
になっています。帯留は竹に一粒の真珠
でさり気なく。
お茶会やお食事会などに如何でしょうか?
付け下:¥25,000(税別)
身丈:4尺2寸1分(159.45m)
裄:1尺6寸7分 (63.3cm)
袖丈:1尺3寸4分 (50.8cm)
丸帯:売約済
帯留:¥35,000(税別)
刺繍半衿:¥12,000(税別)
帯揚:¥3,700(税別)
3月10日は七十二候の「桃始笑」
(ももはじめてさく)です。
花が咲くことを笑うと表現するのが
何ともいいですね。
ほかに「山笑う」もありますね。
by wanokaori